第三回「劇場版 まどかマギカ〔新編〕 叛逆の物語」 についての書簡禄 その3 ※ネタバレ注意
二回目以降はほむ目線で
気楽:かわずさん!二回目!!二回目お勧めですよ。
かわず:まじか…
気楽:ええ、感情描写の見え方が全然ちゃいますよ。
気楽:ということで三回以上の視聴をオススメします。
かわず:たしかに丘で泣いてるとことか
かわず:なんか泣いてんなぁーぐらいにしか思わんかったもんな
気楽:あそこ凄い重要なこと話してるのに意識行かないですよね。
かわず:ほへぇ〜と見てたわ
気楽:実際はあそこでまどかにとっても神になるのはしんどいといわれてるんですよね
(※一人ぼっちで遠くにいるなんて耐えきれないと、辛い選択だったことを匂わす。ただ実際は鞄持ちみたいなさやかたちがいるので、ほむほむの早とちりかもしれない。)
かわず:言ってたような…だね
気楽:それで「あのとき!私が!無理にでも止めておけば!!」云々と言って泣くという
かわず:あぁ
かわず:理にかなってるじゃん
かわず:ほむほむ
気楽:そうなんですよ!!
気楽:で、自分が魔女だとわかるわけじゃないですか。
かわず:あぁそっか
かわず:そのまま円環の理に回収されちゃうと
かわず:救えるもんも救えなくなる
気楽:QBにまどかを利用されてなるものかと、さっさと魔女化を進めて、マミと杏子に殺され、消滅することを選ぶわけです。
かわず:そうね
気楽:で、そこをまどか連中が救いに来るわけですよ。
気楽:ちゃんと回収してあげるから大丈夫だよと。QBにも干渉できないようにしちゃるよと
かわず:ふむふむ
気楽:けど、ほむほむはそんなんじゃQBにいつか(まどかが)追い詰められるのがわかってるわけですね。
気楽:そこでです!ここが重要なんですが、魔女として倒される寸前にまどかとの会話シーンが入るんですよ
かわず:入ったっけ?
気楽:入ります!
かわず:流れで喋ってるんですよね?
かわず:一連の
気楽:まどかの手らしきものが窓から出てくる映像にあわせて、モノローグの会話が始まる感じですね
気楽:で、最終的に二人で矢を射るシーンです
かわず:はぁ
気楽:そこの会話の内容が見た後と前だと全然違うんですよ!
気楽:まどかの方は「一人ぼっちになったらダメだよ」みたいなこと言ってるんですけど、それに対してほむほむは「ごめんなさい、もう逃げない。私どんな姿になっても云々」みたいなこと言うんですね。
気楽:これ悪魔化の話ですよ。噛み合ってないんです、会話が
かわず:ひぇ〜おどれぇ〜たな〜
気楽:ごくうか、あんた。
かわず:うぃっす、おらかわず
気楽:ああ、おまえだったか
気楽:前見たときに、なんでこの窓から出てくる腕リストカットあと見たいの一杯入ってんのかなと思ってたんですけど、あれはほむほむから見たときにまどかがボロボロに見えるということだったみたいなんですね
かわず:はぁ
気楽:で、裏切りをするわけですけども
気楽:あれって誰が困ったんでしょう?
かわず:まぁ裏切りというわけでもないんでしょ?
気楽:そうなんす
気楽:特にだぁれも困っとらんのです。さやかなんて生き返りました
かわず:そうね
かわず:しかも前よりちゃんとした子にすら見えましたし…笑
気楽:あぁ、二回目見るとさやかの雰囲気づくりスキルすごいですよ
気楽:「(ほむらのことを)マミさん知ってたんですか?」って、いの一番に聞いてたりとか
かわず:そうねぇ
気楽:ほむほむが三つ編みで入ってきて
気楽:ちらっと指輪を見せるなんてこっぱずかしい願望スルーしたりとか
かわず:知らなかったふりね…笑
かわず:もう残念じゃない美樹さやか!ですな
気楽:なんか安定したんでしょうね。家では杏子と同棲してるし
かわず:タチ的な意味でしょうか
気楽:女性だからそんなにたつもんもないでしょう
かわず:ネコは杏子でしょう
気楽:どうでしょうね、先にちょっかいを出して逆にやられるパターンも
かわず:恭介をスルーできるのも普通に成長してるなぁと
気楽:横にいますからね、赤
気楽:(杏子に)会いに来たとまで言ってましたよ
気楽:なんの話でしたっけ?
マミさんの影響
かわず:そういや絶好調のマミさん笑いませんでした?
気楽:絶好調のマミさんに立ち向かうなんてwww
気楽:どういう意味の絶好調なんでしょう?と少し勘ぐりたい
かわず:それがどういう意味だ…笑
気楽:いやね、
気楽:そこの後のシーンで犯人についてヒント出すでしょう?
かわず:うん
気楽:この世界を維持しようとしているということは、そいつはこの世界にいて一番恩恵を受けている奴だというわけですね。
気楽:それって、やっぱマミさんじゃねぇかって気がするんですよ。
かわず:まぁね
気楽:一応、真面目に言うとね
気楽:まどかがいる世界っていうだけでもちろんほむしか犯人いないし
気楽:マミさんの描写は、一人で戦うことを良しとするかいなかみたいな主題に繋がるわけです。
かわず:ほう
気楽:特に、仲間と一緒に過ごすことに違和感を感じて探り出すというのは
気楽:まどかのためにも私は一人になっても戦い続けなければいけないということと安息を望む心との葛藤そのものです
気楽:だから夢の世界を捨てる選択をする時点でそもそもある程度のほむほむの腹は決まっている
気楽:という描写にもなるわけです
かわず:ほうほう
気楽:マミさんが言う、こういうのが私の夢だったわとかね。一人で戦ってた私?馬鹿みたい!とかは要するにほむ批判だど
気楽:田舎もんみたいになってしもた
かわず:重ちー
気楽:オラのサンドイッチがないど?
気楽:まあ、それはそうとして、マミさん得してねぇか?とはやっばり思うんですよ。
気楽:特に、ナイトメア退治
かわず:ティロフィナーレの人だし(※ティロフィナーレの人…登場人物の中で自分が名付けた技名を叫ぶのはマミさんのみ。円環の理も初出はマミの一言。)
気楽:そうそう。
気楽:センスが…ってね。
気楽:まあ、それで面白いもん見つけたんですよ
気楽:ナイトメア退治の仕方。最後のケーキのくだり。あれマミさんの死に方じゃねぇかと
かわず:マミさん膨張しましたっけ?
気楽:それはしないですけどね。
気楽:まあ、ケーキ扱いで食われるわけですよ。
気楽:お前チーズ?とか言われて否定してね
気楽:んで、最後生首です
かわず:まぁべべ大好物チーズですしねぇ
気楽:なんかね、あんな退治の仕方で得するのマミさんだけなんですよ
かわず:それは…笑
気楽:あそこのさやかの雰囲気作り力も凄いすよ(※出だしからあのテンションができるのはさやかだけ!)
かわず:あれは単純にマミ主催だからあぁなんでしょう
気楽:やっぱり絶好調なんですよ。マミさん。
気楽:変身シーンのほむほむの最後の創作ダンスっぽいとこなんて見てられないですよ
かわず:だからそれはマミ主導だから当然ですよ
かわず:マミさんはそういう人なので
かわず:じゃあなんであの世界にマミさんが必要かの方が興味深いと思います
気楽:ほむが影にいたかったんでしょうね。
かわず:いや
気楽:主導権を握らせて、弱い頃に戻りたかったんでしょう?
かわず:それもあると思うけど
かわず:マミさんいないと誰もまとめる人いないんですよ
かわず:主導権握れてもほむほむには無理っす
気楽:あの最後の教室での浮きっぷり凄いもんね
かわず:うん
気楽:マミさんの代わりに杏子を立てれば意外に上手く行くんじゃない?
かわず:マミさん立場なくなるじゃん…笑
気楽:本当に立つ瀬がない…w
かわず:あれはマミにばかり都合がいいようで実はまどかのみんな一緒的な望みなので
かわず:条件をもとに組んで行くとあの関係性以上はないんですよ
気楽:けどまどか記憶なくしてるからわかんないですよ。
かわず:厳密には生前のまどかの希望としては…ですね
気楽:ああ、まとまって来ました。
かわず:というかほむほむの自己満世界なので
気楽:そうそう。
かわず:あの世界のまどかの実際の気持ちはどうでもいいんです
気楽:ほむほむは、最初はみんなと一緒に戦いたいという気持ちがあったんだと思いますよ
気楽:それで、ああいう感じの世界にして
かわず:ふむふむ
気楽:実際行動してみたら、マミさんが思いのほかアレだったんですよ
気楽:で、違和感も大きくなって。どんどん一人でいたくなって来て、探り始めるわけですよ
かわず:ほむが最初に相談するのが杏子であぁ…っていう
気楽:実際あの世界を壊そうとして止めたのマミさんだけですよ
かわず:まじか…笑
気楽:杏子はほむほむのマジさにすぐに感づきますしね
気楽:「あ、これ聞かないといけないやつだ」ってなるんです
気楽:ところが、ほむほむにこの世界おかしいみたいなこと言われて、マミさんどう反応したと思います?
かわず:なんて…笑?
気楽:ドン引きですよ!え、暁美さん何言ってんの?と。
気楽:ほむほむにそんなこと言っちゃダメですよ!
かわず:笑
気楽:ほむほむ、一瞬下向いてもうコミュニケーション諦めましたからね
かわず:ちょっ…笑
かわず:完全にマミさんのせいじゃないですか
気楽:でしょう?笑
かわず:ほむほむ、まどか好きすぎってよりマミさん嫌いすぎ…笑
その4につづく